2025.09.26

更新情報

30代の保険の選び方|ポイント・注意点をわかりやすく解説

30代の保険の選び方|ポイント・注意点をわかりやすく解説

30代は、ライフスタイルの変化が多い時期です。これからの人生をより安心して過ごせるよう、保険について一度立ち止まって考えてみることをお勧めします。

では、30代で加入する保険はどのように選べば良いのでしょうか?また、30代で保険に加入することにはどのようなメリット・デメリット(留意点)があるのでしょうか?今回は、30代の保険の選び方や30代での保険の必要性、30代が保険で失敗しないポイントなどについてくわしく解説します。

なお、当社「ハレノヒハレ」は「未来すべて、ハレになれ。」を信念として、お客様に「ハレ」の未来を届けるお手伝いをしています。ライフスタイルに合った保険についてのアドバイスも可能ですので、30代の保険選びでお困りの際はハレノヒハレまでお気軽にご相談ください(ご相談したいことがございましたら「お問い合わせ」フォームからご入力をお願いいたします)

30代にも保険は必要?

30代はまだまだ体力もあり、仕事に家庭に、プライベートに忙しく過ごしている人も少なくないでしょう。そのため、保険についてじっくりと考える機会は少ないかもしれません。

しかし、実は30代こそ保険と真剣に向き合うべき時期であるといえます。なぜなら、30代は仕事で重要なポジションに就いたり家族ができたり、1人で生きていこうと決めたり、それぞれの人生の方向性が定まってくる年齢であるためです。

また、年齢を重ねれば重ねるほど疾病のリスクは高まるため、保険料も高くなる傾向にあります。30代であれば加入できる保険の選択肢が広がるほか、若いうちにご加入いただくことで保険料の負担が軽減できます。

30代の保険選びでお悩みの際は、ハレノヒハレまでお気軽にご相談ください。ご相談は無料であり、ファイナンシャルプランナーがライフスタイルに合った保険についてアドバイスいたします。

30代が保険で備えるべき主なリスク

一口に「保険」といっても、カバーできるリスクの内容は保険の種類によって異なります。そこで、保険を選ぶ際にはまず自身が備えるべき「リスク」を把握したうえで、そのリスクをカバーできる保険を選ぶこととなります。ここでは、30代が備えるべき主なリスクについて解説します。

  • 死亡のリスク
  • 病気・けがのリスク
  • 働けなくなるリスク
  • 子どもの学費が不足するリスク

このように、30代にはさまざまなリスクがあり、リスクごとに加入を検討すべき保険の種類が異なります。また、保険は死亡保険1つをとっても保険期間が定まっている「定期保険」や一生涯保障が続く「終身保険」などが存在するほか、さまざまな特約も付加できます。さらに、保険金額なども自身に合った内容としなければなりません。自身に合った的確な保険を選択するため、まずはハレノヒハレまでお気軽にご相談ください(ご相談したいことがございましたら「お問い合わせ」フォームからご入力をお願いいたします)。

死亡のリスク

1つ目は、死亡のリスクです。

30代では家庭を築き、子育て中の人も多いでしょう。さらに、子どもがまだ幼い家庭や、出産前後で夫婦の一方が仕事を辞めたりセーブしたりしている家庭も少なくありません。

そのような中で、万が一収入を得ている人が不慮の事故や疾病などで死亡することとなると、配偶者や幼い子どもの将来設計に大きな影響が及びます。公的年金(遺族年金)で保障されてはいますが、やはりそれだけではこれまで同様の生活を送ることは困難になる可能性があります。

また、見落としがちではあるものの、専業主婦(夫)が死亡した場合の影響も無視することはできません。亡くなった人自身が収入を得ていなかったとしても、夫婦のうちもう一方が収入を得てこられたのは、主婦(夫)である配偶者に家事や育児を任せてこられたからでしょう。

その配偶者が突然いなくなった場合にこれまでの生活環境を維持しようとすれば、ベビーシッターや家事代行などを依頼する必要が生じます。これには、まとまった費用が必要です。

このリスクに備えるためには、死亡時に遺族に対してまとまった保険金が支給される「死亡保険」などの検討が必要となります。

病気・けがのリスク

2つ目は、病気やけがのリスクです。

30代では身体に変化が生じやすく、これまで健康に問題がなかった人であっても疾病にかかる可能性が高くなります。また、不慮の事故などによって治療が必要となる場合もあるでしょう。

病気やけがで入院した場合には、高額な治療費がかかる可能性があります。社会保障制度によって医療費は一部負担となる(一般的に3割負担となる)ほか、高額療養費制度によって医療費には一定の上限が設けられていますが、収入に応じてその上限も高くなります。

また、入院した際に個室を選択した場合の「差額ベッド代」や入院中の食費、例えばがん治療などで選択されることのある保険適用外の「自由診療」や「先進医療」など、保険が適用されず全額自己負担になる治療もあります。

病気やけがによって高額な費用がかかるリスクに備えるためには、「医療保険」や「がん保険」への加入を検討するとよいでしょう。

働けなくなるリスク

3つ目は、働けなくなるリスクです。

30代は働き盛りである一方で、心身の病気やケガなどによって働けなくなる可能性はゼロではありません。病気やケガで働けなくなった場合には治療費が必要となるリスクに加え、これまで得ていた収入が得られなくなるリスクも生じます。

このような場合に、会社員など健康保険に加入している人には所定の条件を満たせば「傷病手当金」が支給されます。しかし、傷病手当金の額は1日あたり「支給開始日以前12か月間の各標準報酬月額を平均した額÷30日」の3分の2程度であり、これまで受けていた収入の全額が支給されるわけではありません。

また、支給される期間は支給開始日から通算して1年6か月以内です。さらに、自営業者など国民健康保険の加入者には、傷病手当金にあたる制度は原則ありません。

そのため、30代では、働けなくなるリスクにも備える必要があるでしょう。このリスクへの備えとしては、例えば「就業不能保険」や「所得補償保険」検討するとよいでしょう。

子どもの学費が不足するリスク

4つ目は、子どもの学費が不足するリスクです。

子どもの教育には相当の費用がかかり、日本政策金融公庫のホームページ(※1)によると、幼稚園から大学まですべて公立であればトータルで約822.5万円、すべて私立であれば約2,307.5万円もの費用がかかるといわれています。また、これらは学校に対して支払うべき費用であり、必要に応じてこれらのほかに学習塾などの費用も必要です。中でも、入学時期などには入学金などの支払いでまとまった費用を用意しなければなりません。

これらの学費を、必要な時期に用意できるかどうか不安に感じることもあるでしょう。また、世帯主が死亡などすれば、学費の用意が難しくなる可能性が高くなります。これらのリスクへの備えとしては、例えば「学資保険」があります。

※1:教育資金はいくら必要?かかる目安額をご紹介(日本政策金融公庫)

30代の保険選びの参考となるデータ

30代ではどの程度の人が保険に加入しており、どの程度の保険料を支払っているのでしょうか?ここでは、30代の保険選びで参考となるデータをもとに解説します。

30代の主な死因

厚生労働省が公表している「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、30代の男性の死因は多い順に「自殺」、「悪性新生物(腫瘍)」、「心疾患(高血圧性を除く)」、「不慮の事故」となっています。

一方で、30代女性の死因は30〜34歳で「自殺」が最多となっており、次いで「悪性新生物(腫瘍)」です。また、35〜39歳では「悪性新生物(腫瘍)」が最も多く、2位が「自殺」となっています。

男女ともに30代から悪性新生物(いわゆる「がん」)による死亡が少なくないことがわかります。

画像引用元:令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況(厚生労働省)

30代の生命保険の加入率

公益財団法人生命保険文化センターが公表している「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」(2人以上世帯)によると、30代での生命保険と個人年金保険の加入率は、それぞれ次のとおりでした。

  • 30~34歳:80.3%
  • 35~39歳:88.3%

30代であっても、おおよそ80~90%くらい生命保険に加入していることがわかります。

参照元:2024(令和6)年度生命保険に関する全国実態調査(生命保険(個人年金保険を含む)の加入状況)

30代の保険の加入目的

同じく公益財団法人生命保険文化センターの「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、30代で保険に加入する目的は、多いものから順に次のとおりです。

<30~34歳>

  • 万一のときの家族の生活保障のため(59.6%)
  • 医療費や入院費のため(45.6%)
  • 老後の生活資金のため(14.0%)
  • 子供の教育・結婚資金のため(12.3%)
  • 貯蓄のため(12.3%)

<35~39歳>

  • 万一のときの家族の生活保障のため(75.6%)
  • 医療費や入院費のため(41.2%)
  • 子供の教育・結婚資金のため(13.7%)
  • 老後の生活資金のため(7.6%)
  • 貯蓄のため(7.6%)

参照元:2024(令和6)年度生命保険に関する全国実態調査(直近加入契約(民保)の加入目的(世帯主年齢別)

【ライフスタイル別】30代が加入する保険の選び方

一口に「30代」といっても、ライフスタイルはさまざまです。ここでは、主なライフスタイル別に、加入すべき保険の選び方について解説します。

独身で子どももいない場合

独身で子どもがいない場合には、一般的には医療保険やがん保険のニーズが高いでしょう。適切な医療保険やがん保険に加入しておくことで、自身が病気になったりけがを負ったりした際に、経済的な心配を抱えることなく治療を受けることが可能となります。

併せて、病気やけがで万が一働けなくなったとしても自身の生活が維持できるよう、就業不能保険や所得補償保険も検討すると良いでしょう。

一方で、自身が万が一亡くなったとしても経済的に困る人がいないのであれば、死亡保険の優先順位は低いかもしれません。

既婚で子どもがいない場合

30代で既婚であり子どもがいない場合にはまず、夫婦ともに医療保険とがん保険のニーズが高いでしょう。独身の場合と同じく、病気やけがで入院や治療が必要となっても、金銭面での負担を軽減できるためです。

加えて、夫婦収入を得ている方(共働きの場合はご夫婦とも)は、就業不能保険や所得補償保険にも加入しておくと安心です。病気やけがの治療で収入が途絶えたり少なくなったりしても、生活を維持しやすくなるためです。

さらに、配偶者を受取人とした死亡保険にも加入しておくと良いでしょう。ただし、必要な死亡保障の額は状況によって異なります。

たとえば、配偶者に持病があるなど何らかの事情により働くことが難しい場合には、配偶者のその後の生活を支えるために、手厚い死亡保障があると安心です。一方で、夫婦がともにまとまった収入を得ている場合には、手厚い死亡保険までは必要ありません。自身の葬儀費用のほか、残された配偶者が少しコンパクトな住居に引っ越すなど、生活を再建するまでにかかる生活費程度を残しておけば良いでしょう。

なお、すでに持ち家がある場合には、ローンの残額や団信に加入しているか否かなどによっても必要な保障額は異なります。

このように、既婚で子どもがいない場合には、配偶者の就労状況や持ち家であるか否かなどの事情により、加入すべき保険や必要な保障額などが異なります。30代で、自身のライフスタイルに合った過不足のない保険への加入をご検討の際は、ハレノヒハレまでお気軽にご相談ください(ご相談したいことがございましたらお問い合わせフォームからご入力をお願いいたします)。

子どもがいる場合

30代で子どもがいる場合には、特に手厚い保障が必要となります。

まずは、独身の場合などと同じく夫婦の医療保険やがん保険のニーズが高いでしょう。加えて、家庭内で主に収入を得ている人は、就業不能保険や所得補償保険にも加入しておくと安心です。

さらに、自身や配偶者に万が一のことがあった際にも子どもが金銭面で苦労せず学業に励むことができるよう、手厚い死亡保険も検討すると良いでしょう。死亡保険には一生涯死亡保障が続く「終身保険」のほか、定められた期間死亡保障がある「定期保険」などが存在します。

なお、お子さんの学費と契約者(親)が亡くなった時の保障を兼ねた、「学資保険」もあります。これは、高校や大学などの学費分を積み立てながら満期を迎える前に契約者が死亡した場合には以後の保険料の支払いが免除される保険です。必要な保障と積み立てたい額に応じて定期保険とこの学資保険を組み合わせることも検討すると良いでしょう。

30代で保険に加入する主なメリット

30代で保険に加入することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、主なメリットを2つ解説します。

  • 一般的に加入できる保険商品の選択肢が多い
  • 若いうちに保険に加入することで保険料の負担が軽減できる

一般的に加入できる保険商品の選択肢が多い

年齢が上がって病気にかかったりすると、場合によっては加入できる保険が少なくなる可能性があります。一般的に30代疾病のリスクも低ため、保険商品の選択肢が多くなります。

保険料の負担が軽減できる

保障内容が同じ保険商品であれば、保険料は年齢が上がるほど高くなります。したがって、若いうちに保険に加入することにより保険料の負担を軽減できる可能性があります。

とはいえ、保険料の負担が軽減できるからと言って勧められるままに保険に加入すれば、場合によっては必要のない保険に加入することにもなりかねません。自身に合った保険を選びたいとお考えの際は、ハレノヒハレまでお気軽にご相談ください(ご相談したいことがございましたらお問い合わせフォームからご入力をお願いいたします)。

30代で保険に加入する場合の留意点

30代で保険に加入する場合の留意点もあります。ここでは、主な留意点を2つ解説します。

  • 保険料が家計を圧迫するおそれがある
  • インフレリスクがある

保険料が家計を圧迫するおそれがある

1つ目は、保険料が家計を圧迫するおそれがあることです。

30代ではまだ収入が多くないケースもあり、さまざまなリスクに保険で備えようとすると、月々の保険料が家計を圧迫するおそれがあるでしょう。そのため、保険は、自身に合った過不足のない保険を検討することが重要です。

インフレリスクがある

2つ目は、インフレリスクがあることです。

現在100万円で購入できるものが、10年後に100万円で買えるとは限りません。同じものを買うために、120万円が必要となっている可能性もあります。これを、「インフレ」といいます。

中にはインフレリスクに対応することができないタイプの保険商品もあります。たとえば、18年後に200万円が受け取れる学資保険に加入した場合に、18年後の物価が今の2倍になっていたとしても、18年後に受け取れるのは200万円のままであるためです。

そのため、子どもの学費などの備えは、場合によってはインフレリスクに対応できる商品を検討することも必要となります

30代が保険で失敗しないポイント

続いて、30代が保険で失敗しないための主なポイントを5つ解説します。

  • すでに加入している保険を把握する
  • 一般的なものではなく、自身にとって必要な額を把握する
  • 公的な保障を理解しておく
  • 加入した保険は定期的に見直す
  • 安易に解約しない

すでに加入している保険を把握する

1つ目は、すでに加入している保険を把握しておくことです。

先ほど紹介した統計データからもわかるように、自身が支払っている保険料や加入している保険の保障内容などを正しく理解できていないケースは少なくありません。加入している保険を把握できていないと、保障に漏れや重複が生じるおそれが高くなります。

そのような事態を避けるため、新たな保険への加入を検討する前に、現在加入している保険を把握することをお勧めします。

一般的なものではなく、自身にとって必要な額を把握する

2つ目は、一般的なものではなく、自身に必要な保障額を把握することです。

30代が保険に加入する場合、その主な目的は「万が一の事態が生じた際に、自分や家族が金銭面で困らないこと」であるはずです。そのため、必要な保障を検討するにあたっては、一般的なものではなく、「自分や家族がいくらあれば生活できるのか」を起点として検討すべきでしょう。

公的な保障を理解しておく

3つ目は、公的な保障を理解しておくことです。

入院や死亡など不測の事態が起きた際、公的な保障があります。たとえば、医療費はそもそも原則として3割負担であるうえ、高額療養費制度もあります。そのため、まずは公的な保障を正しく理解したうえで、これでは足りない部分を保険で補うよう検討しましょう。

加入した保険は定期的に見直す

4つ目は、加入した保険を定期的に見直すことです。

保険は、家族の状況やその時点で備えるべきリスクを加味して、定期的に組み替えるべきものです。たとえば、子育て期間中には死亡保障の必要性が高くなりますが、子どもが成長して独立すれば、そこまで死亡保障は必要ないでしょう。

そのため、保険は加入したままとするのではなく、ライフスタイルの変化などに合わせて定期的に見直すことをお勧めします。

安易に解約しない

5つ目は、安易に解約しないことです。

保険を見直す際に、先走って解約することはお勧めできません。解約した場合、その時点の状況によっては再加入ができない可能性や、再加入はできるものの保険料が高くなる可能性などがあるためです。

30代の保険選びでよくある質問

最後に、30代の保険選びに関するよくある質問とその回答を2つ紹介します。

独身であっても保険は必要?

独身であれば、死亡保険の必要性は高くありません。しかし、病気やけがでの支出や働けなくなるリスクに備えるため、医療保険やがん保険、就業不能保険、所得補償保険、また将来に向けての資産形成につながる保険などは検討する必要があるのではないでしょうか。

30代女性が特に入るべき保険はある?

30代の女性は医療保険に加入する際、乳がんや子宮がんなど女性特有の病気に手厚く備えられる「女性疾病特約」があるものを選ぶと安心です。

30代の保険選びでお悩みの際はハレノヒハレにご相談ください

30代の保険の選び方やライフスタイル別に加入を検討すべき保険などについて解説しました。

30代は働き盛りであることに加え、それぞれのライフスタイルが見えてくる年代でもあります。これまで保険に加入していた人も、これまでは保険に加入していなかった人も、30代では一度保障の内容を見直すことをお勧めします。

ハレノヒハレは「未来すべて、ハレになれ。」をコンセプトとして、お客様一人ひとりの状況やご希望、ライフスタイルなどに合わせた最適な保険商品の提案を行っています。30代の保険選びでお悩みの際は、ハレノヒハレまでお気軽にご相談ください(ご相談したいことがございましたらお問い合わせフォームからご入力をお願いいたします)。