2025.11.21

1年で「300万円貯金」するには?達成するためのステップとポイントをわかりやすく解説

1年で「300万円貯金」するには?達成するためのステップとポイントをわかりやすく解説

貯金額の目標を定めたものの、現状のままではその額の貯金をすることが難しい場合もあるでしょう。目標額の貯金を実現するには、一定のステップを踏むのが近道です。

では、年300万円の貯金は多いのでしょうか?少ないのでしょうか?また、年300万円の貯金を実現するには、どのようなステップを踏めばよいのでしょうか?今回は、貯金額の平均データを紹介するとともに、年300万円の貯金を実現するステップやポイントなどについてくわしく解説します。

ハレノヒハレは「未来すべて、ハレになれ。」をコンセプトに、家計改善や資産形成などのサポートをしています。年300万円の貯金を実現するため、プロによるサポートをご希望の際は、ハレノヒハレまでお気軽にご相談ください(ご相談したいことがございましたら「お問い合わせ」フォームからご入力をお願いいたします)。

年300万円の貯金は多い?少ない?

毎年300万円の貯金額は、一般的には多いといえます。ただし、これで十分であるか否かは具体的な状況によって異なるため、一概にお伝えできるものではありません。

具体的な状況とは、たとえば「年収3,000万円の方が富裕層向けの老人ホームへ入るために残り20年で1億円を貯めようとしているのであれば、貯蓄額の目標をもう少し増やしたほうがよい」などです。

このように、年300万円の貯金が多いか少ないのかは、状況や貯蓄の目的などによって異なります。そのため、他の家庭の貯金額と考えるのではなく、ご自分やご家族の収入や貯蓄の目的、生活状況に応じた適正な貯蓄額を把握すべきでしょう。

貯蓄額の平均値はどのくらい?

貯蓄額の平均は、どのくらいなのでしょうか?はじめに、金融経済教育推進機構が公表しているデータから、単身世帯の貯蓄額と2人以上世帯の貯蓄額を紹介します。

単身世帯の貯蓄額

金融経済教育推進機構が公表している「家計の金融行動に関する世論調査2024年(単身世帯調査)」によると、単身世帯における金融資産保有額に関するデータは次のとおりです。

  • 平均値:989万円
  • 中央値:100万円

このデータは、全国2,500世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が単身)に調査依頼のインターネットメールを送付し、回答を得たものとされています。

また、平均値である989万円の内訳は次のとおりです。

  • 預貯金:362万円
  • 保険:152万円
  • 有価証券:449万円
  • その他金融資産:28万円

なお、平均値が高くなるのは、金融資産を多く保有する人にデータが押し上げられやすいためです。

やや極端な例ですが、仮に調査対象者である5人の金融資産保有額が「5,000万円・200万円・100万円・100万円・0円」である場合、このグループの金融資産保有額の「平均値」は1,080万円となります。一方で、このグループの金融資産保有額の「中央値」は100万円です。

そのため、平均額だけを確認して一喜一憂するのではなく、データを見る際は中央値も加味する必要があるでしょう。

2人以上世帯の貯蓄額

金融経済教育推進機構が公表している「家計の金融行動に関する世論調査2024年(二人以上世帯調査)」によると、2人以上世帯における金融資産保有額に関するデータは次のとおりです。

  • 平均値:1,374万円
  • 中央値:350万円

このデータは、全国5,000世帯(20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)に調査依頼のインターネットメールを送付し、回答を得たものとされています。

また、平均値である1,374万円の内訳は、次のとおりでした。

  • 預貯金:582万円
  • 保険:250万円
  • 有価証券:481万円
  • その他金融資産:60万円

2人以上世帯では、単身世帯よりも金融資産保有額が多くなっています。これは、単純に貯蓄をする頭数が多い可能性が高い(1人で貯蓄できる額と2人で貯蓄できる額であれば、後者の方が多くなりやすい)ことに加え、2人以上の世帯となったことで将来設計を考え始めたことによる効果もあると推測できます。

また、この調査では80歳以上の人は調査結果から除かれているため、単身世帯の人は(高齢による死別などではなく)未婚である可能性が高く、年齢が若いと推測できます。年齢が若いうちは十分な収入が得られていない場合も多いため、単身世帯の方が貯蓄額が少なくなっていると予想されます。

年300万円の貯金をするメリット

年300万円の貯金をするメリットは、小さいものではありません。ここでは、主なメリットを2つ解説します。

  • 将来のライフイベントに備えられる
  • 万が一の際の備えとなる

将来のライフイベントに備えられる

毎年300万円の貯金ができれば、将来起こり得るさまざまなライフイベントに備えやすくなります。たとえば、結婚や出産、マイホームの購入、子どもの入学、子どもの結婚、そしてご自分の老後などです。

なお、子どもの学費や老後など資金の使途が決まっている場合には、学資保険や個人年金保険などの保険に加入して「別枠」で資金を積み立てることも検討するとよいでしょう。保険を活用することでお金に「色」がつくため、その資金を別の用途に流用する事態が避けやすくなります。

万が一の際の備えとなる

毎年300万円の貯金ができれば、万が一への備えとなります。仮に一時的に働けない時期が生じたり年金を受給できる年齢になる前に収入が途絶える事態が生じたりしても、貯金を取り崩すことで対応しやすくなるでしょう。また、事故や疾病などで治療や手術の必要が生じても、貯金から支払いやすくなります。

とはいえ、仮にまとまった額の貯金があっても万が一の事態に貯蓄だけで備えることにはリスクもあります。そのため、収入が途絶えたり高額な医療費がかかったりする事態に備えるためには、就業不能保険や所得補償保険、医療保険への加入も検討するとよいでしょう。

年に300万円を貯めるステップ

年300万円を貯金しようとする場合、一定のステップを踏むことで貯蓄成功への近道となります。ここでは、年300万円の貯金を成功させるステップを7段階に分けて解説します。

  • ステップ1:年300万円を貯める目的を定める
  • ステップ2:1か月あたりの貯金目標額を算出する
  • ステップ3:家計の現状を把握する
  • ステップ4:固定費を見直す
  • ステップ5:変動費を見直す
  • ステップ6:収入を増やすことを検討する
  • ステップ7:定期的に計画を見直す

ステップ1:年300万円を貯める目的を定める

はじめに、年300万円を貯める目的を定めましょう。たとえば、次のようなものが挙げられます。

  • 2人の子どもにお金のことで進路を諦めてほしくないので、10年後までにあと3,000万円を貯める
  • 〇〇県に別荘を買って移住したいので、30年後までにあと9,000万円を貯める
  • 余裕のある老後を送りたいので、20年後までにあと6,000万円貯める

目的があることで貯金へのモチベーションを維持しやすくなるうえ、自分が「いくら貯金すべきか」の判断もしやすくなるためです。

ステップ2:1か月あたりの貯金目標額を算出する

次に、目的から「逆算」をして1年あたりの貯金の目標額を算定します。たとえば、「2人の子どもにお金のことで進路を諦めてほしくないので、10年後までにあと3,000万円を貯める」のであれば、1年あたりの貯金の目標額は300万円となります。

さらに、これをさらに分解し、1か月あたりの目標貯金額を算出します。この際、単純に「年間の貯金目標額300万円÷12か月」として1か月あたりの貯金目標額を25万円とする方法もある一方で、ボーナスを加味する方法もあります。

たとえば、年に2回ボーナスが支給される場合、ボーナスが入る月には50万円ずつ計100万円を貯金し、その他の10か月では1か月の貯金目標額を20万円とするなどです。

ステップ3:家計の現状を把握する

1か月あたりの貯金の目標額を算出したら、次に家計の現状を把握します。家計簿をつけている場合には家計簿をもとに、家計簿がない場合にはクレジットカードの明細や預貯金の引き落とし額などを参照し、「毎月、何にいくら使っているのか」を項目ごとにリスト化しましょう。

一般的な項目には次のものなどが挙げられます。

  • 食費
  • 教育費
  • 保険料
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 交通費
  • 娯楽費

しかし、必ずしもこれに捉われず、家計の現状に合わせて食費を「外食費」と「食料品購入費」に分けたり、通信費を「携帯電話代」と「その他」に分けたりすることで、お金を使いすぎている項目を認識しやすくなるでしょう。

そのうえで、年300万円の貯金をするために「現在の生活費をどの程度削る必要があるか」を把握します。1か月あたり25万円の貯金が目標であるにもかかわらず、現在の1か月あたりの手取り収入が70万円、1か月あたりの支出が60万円なのであれば、現状のまま生活していては10万円の貯金しかできず目標額を達成できません。

そのため、この場合には何らかの出費を削り、1か月あたり15万円(目標の25万円-現在貯金できている10万円)を捻出する必要があります。

ステップ4:固定費を見直す

家計の現状を把握して削減すべき支出の額(例の場合には、15万円)がわかったら、具体的にどの項目を削るべきかを検討します。支出は主に「固定費」と「変動費」に分類でき、このうち固定費から見直すとよいでしょう。

固定費とは、毎月おおむね同額となる支出です。固定費の削減としては、次の方法などが検討できます。

  • 携帯電話料金を見直す(格安スマホに乗り換える、自分に合ったプランに変更する、家族の通信キャリアを統一して割引の適用を受けるなど)
  • 保険料を見直す(加入している保険を洗い出し、保障の過不足があれば現在のライフステージに合った保険に乗り換える)
  • 光熱費を見直す(電気料金プランを利用実態に合ったものに変更する、ガスを解約してオール電化とするなど)
  • 使用頻度の低いサブスクを解約する
  • 通えていない習い事を退会する
  • 自動車の利用頻度が低い場合、カーリースやカーシェアの利用を検討する

年300万円の貯金を検討するご家庭では収入が高いことが多く、生活にある程度の余裕があることも多いでしょう。

その反面、利用頻度の低いサブスクに課金してそのままとしてしまったり通信キャリアに特にこだわりがないにもかかわらず携帯電話料金を見直していなかったりするなど、お金に無頓着となっているケースが散見されます。そのため、固定費を見直して削れる出費を削るだけでも、一定の貯蓄額を捻出できる可能性があります。

ステップ5:変動費を見直す

続いて、変動費を見直します。変動費とは、その月ごとに支出額が大きく変動する費用であり、一般的には食費や娯楽費、被服費などがこれに該当します。

先ほど解説したように、年300万円の貯金が検討できるご家庭では家計に余裕があることも多く、気軽に外食をしたり日常的な買い物であれば気軽にしたりすることも多いでしょう。しかし、たとえ高級店でなかったとしても、仮に家族4人で1人1,500円程度の外食に出向けば、これだけで5,000円以上の出費となります。

また、1回あたり1,000円程度の「ついで買い」であっても、これが月に5回あれば5,000円です。このような行為の積み重なりで、思った以上に支出が膨らんでいることもあるでしょう。

1か月あたりの外食費に上限を設けたり、「被服の買い物は1シーズンあたり1回まで」など上限頻度を決めたりすることで計画的な支出が可能となり、家計をスリム化しやすくなります。

ステップ6:収入を増やすことを検討する

固定費や変動費を見直しても貯金の目標額の達成が難しい場合には、収入を増やすことも検討します。たとえば、副業をしたり、現在専業主婦(夫)がいればパートやアルバイトで収入を得てもらったりすることなどが検討できます。

近年では在宅でできる仕事なども増えているため、収入を得る選択肢は広いといえるでしょう。また、サイズアウトした子供服などを捨てるのではなくフリマアプリなどで販売することも、収入を増やす方法の1つです。

ステップ7:定期的に計画を見直す

年300万円を貯金できる素地ができたら、実際に貯金を続けます。

しかし、家計はいったん見直しても、時間の経過とともに新たにサブスクを契約して固定費が膨らんだり、外食回数など取り決めたルールが形骸化したりすることもあるでしょう。また、その後ライフステージが変われば再度保険を見直す必要が生じるほか、その時期に合った支出に合わせていく必要も生じます。さらに、たとえば物価の変動により、貯金の目標額を変更すべき可能性もゼロではありません。

そのため、貯金の計画や家計は一度見直してそのままとするのではなく、定期的に計画を見直すことをお勧めします。

年300万円の貯金を達成するポイント

年300万円の貯金を達成するには、どのようなポイントを押さえればよいのでしょうか?ここでは、貯金を成功させる主なポイントを5つ解説します。

  • 残った額を貯金するのではなく、先に貯金分を差し引く
  • 家族全員で協力する
  • 無理のない計画を立てる
  • 株式投資などによる資産形成も検討する
  • プロに相談する

残った額を貯金するのではなく、先に貯金分を差し引く

1つ目は、残った額を貯金するのではなく、先に貯金分を差し引くことです。

「先に生活費などにお金を使い、残った額を貯金しよう」という発想では、貯金成功は困難です。そうではなく、収入が入ったら貯金したい額をまずは別の口座に移し、残った額で生活をするとよいでしょう。

このような形をとることで残った額で生活する習慣がつき、無理なく貯金を続けやすくなります。

家族全員で協力する

2つ目は、家族全員で協力することです。

年300万円の貯金を成功させたいのであれば、家族全員で貯金の目標を共有し、協力を得る必要があるでしょう。特に、共働きの場合にはそれぞれの収支がブラックボックス化していることも少なくありません。

そのため、まずは夫婦で収支の情報を共有したうえで、貯金成功へ向けて協力することがポイントです。

無理のない計画を立てる

3つ目は、無理のない計画を立てることです。

たとえ貯蓄を成功させるためであっても、これが元で現在の家計が苦しくなっては本末転倒です。また、無理をしている状態では、貯金を続けるのも困難でしょう。

そのため、必ずしも年300万円などにこだわるのではなく、収入や生活環境に合った無理のない計画を立てる必要があります。

株式投資などによる資産形成も検討する

4つ目は、株式投資などによる資産形成も検討することです。

長らく低金利が続いており、普通預金や定期預金だけでは資産を貯めることはできても、「増やす」ことは困難でしょう。そのため、仮に10年後に3,000万円を貯めたいのであれば、多少の利息は付くとしても、原則として年300万円ずつ貯金するほかありません。

一方で、資産運用によって仮に年利3%程度で運用ができれば、年の拠出額が260万円程度であっても目標額を達成できる可能性があります。そのため、すべてを預貯金とするのではなく、株式や投資信託などの積立購入と組み合わせることで、より効果的な資産形成を実現しやすくなるでしょう。

ただし、株式や投資信託などには元本割れのリスクもあるため、資産形成を始める前に商品の特性を十分に理解しておく必要があります。

また、NISAやiDeCoを活用することで、税制優遇を受けつつより効率的な資産形成がしやすくなります。それぞれ、概要を解説します。

NISA

NISAとは、NISA口座内で保有する株式や投資信託などの運用益(売却益・配当・分配金)が、非課税となる制度です。これらの運用益には、通常20.315%の税金がかかります。これが非課税となることで、本来であれば税金で差し引かれる分も含めて再投資が可能となり、より効率的な資産形成が可能となります。

NISAには「成長投資枠」と「つみたて投資枠」があり、このうち「つみたて投資枠」では長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託を定期的(毎日、毎週、毎月等)に定額ずつ購入できます。株式投資などの経験が浅い場合には、まずはこのつみたて投資枠の活用を検討するとよいでしょう。

iDeCo

iDeCoとは、自分が拠出した掛金を自分で運用し、資産形成をする年金制度です。加入できる年齢や掛金を拠出できる期間は、公的年金の加入区分によって異なりますが、現行制度では会社員や公務員など厚生年金に加入している方であれば最長65歳未満まで提出でき、60歳以降に老齢給付金を受け取れます。また、iDeCoの掛金は所得控除の対象となるなど、税制上の優遇措置も講じられています。

原則として60歳になるまで資産を引き出すことはできないため、老後資金を効果的に積み立てやすくなるでしょう。

プロに相談する

5つ目は、プロに相談することです。

家計を見直そうにも、どこから手を付ければよいか分からないことも多いでしょう。また、将来の目標を達成するため、貯金の目標額をいくらに設定すべきか判断に迷うことも多いと思います。

そのような際は、プロへの相談がお勧めです。貯金の目標値の設定や家計の見直しポイントなどについてプロからの助言を受けることで、適切な目標設定や家計の改善が可能となり、目標達成に近づきやすくなります。

ハレノヒハレは「未来すべて、ハレになれ。」をコンセプトに、家計改善や資産形成、保険見直しなどのサポートをしています。年300万円の貯金実現についてプロからのアドバイスをご希望の際は、ハレノヒハレまでお気軽にご相談ください(ご相談したいことがございましたら「お問い合わせ」フォームからご入力をお願いいたします)。

【目的別】年300万円の貯金をするために活用できる保険

年300万円の貯金をしようとする場合、その目的によっては保険の活用も検討できます。活用を検討したい主な保険を目的別に3つ紹介します。

  • 老後資金を貯める:個人年金保険
  • 子どもの学費を貯める:学資保険
  • 万が一の際の家族の生活のため:終身保険

なお、保険にはさまざまな商品が存在し、たとえば「個人年金保険」といってもその具体的な内容は商品ごとに異なります。ここで解説するのはいずれも一般的な内容であるため、実際に加入を検討する際は個々の保険商品の内容やリスクを個別にご確認ください。

老後資金を貯める:個人年金保険

老後資金を貯めたいのであれば、個人年金保険が検討できます。

個人年金保険は私的年金の1つであり、国民年金などの公的年金制度を補う目的などで活用されています。事前に保険料を払い込み、契約時に定めた一定の年齢から、一定期間にわたって年金形式で保険金が受け取れることが一般的です。

子どもの学費を貯める:学資保険

子どもの学費を貯めたいのであれば、学資保険が検討できます。学資保険とは、子どもの教育資金の準備に特化した貯蓄型の生命保険です。

学資保険は、子どもの大学入学時など、契約で事前に定めた時期に満期保険金が支払われることが一般的です。また、保険料の払込期間の途中で契約者が亡くなった場合、以後の保険料の払い込みは免除されるものが多いことも大きな特徴であるといえます。

万が一の際の家族の生活のため:終身保険

自分に万が一のことがあった際に家族の生活を守りたいと考えているのであれば、終身保険への加入が検討できます。終身保険とは、契約者が亡くなった際などにまとまった保険金が支払われる生命保険です。

途中で解約する場合には解約返戻金が受け取れるため、貯蓄としても活用できます。ただし、解約する時期や商品によっては元本割れする(払い込んだ保険料の総額よりも、解約返戻金の額が少なくなる)可能性があるため、解約は慎重に検討すべきでしょう。

年300万円の貯金に関するよくある質問

最後に、年300万円の貯金に関するよくある質問とその回答を2つ紹介します。

年収500万円で年300万円を貯めるのは難しい?

年収500万円で年300万円を貯めるのは、容易ではありません。なぜなら、「年収500万」ということは、仮にこれが給与所得であれば手取りは400万円前後になることが多く、そこから300万円を貯金しようとすれば年100万円(1か月あたり8万円か9万円)程度で生活する必要があるためです。

ただし、たとえば親族からまとまった額の贈与を受けていたり、親族が所有する不動産に無償で居住できたり、自給自足をしており生活費がほとんどかからなかったりするなど、何らかの事情があれば不可能ではないでしょう。

年300万円の貯金を5年間続けると貯蓄額はいくらになる?

年300万円の貯金を5年間続ける場合、単純計算をすると5年後の貯蓄額は1,500万円となります。ただし、これは利息などが一切つかない前提の金額であり、5年後の実際の価格は利回りや運用の成果などによって大きく変動します。

まとめ

年300万円の貯金を成功させるためのステップやポイントなどを解説しました。

年300万円の貯金を実現するには、貯金の目的を明確にしたうえで、家族の協力を得ることがポイントです。無理のない貯金額を設定し、収入が入ったら貯金すべき額を先に別の口座に移すことで、貯金を成功させやすくなるでしょう。

また、プロに相談することで適切な目標額の設定や的確な家計見直しが可能となり、目標達成に向けた貯金を成功させやすくなります。

ハレノヒハレは「未来すべて、ハレになれ。」をコンセプトに、資産形成や家計改善などのサポートをしています。年300万円の貯金を達成するための家計改善についてプロからのアドバイスをご希望の際は、ハレノヒハレまでお気軽にご相談ください(ご相談したいことがございましたら「お問い合わせ」フォームからご入力をお願いいたします)。