2026.01.21

毎日の食事がつくる、健康寿命

年末年始はいかがお過ごしでしたか。
ご家族やご親族と過ごす時間の中で、改めて「健康の大切さ」を感じた方も多いのではないでしょうか。

今月は、健康寿命を延ばすことの重要性と、その実現のヒントをお伝えします。

◆健康寿命と平均寿命の「差」

令和7年7月に厚生労働省が発表した令和6年簡易生命表によると、日本人の平均寿命は男性81.09年、女性87.13年で、女性は40年連続で世界1位を維持しています。

しかし一方で、健康上の問題なく日常生活を送れる期間である「健康寿命」は、2022年時点で男性72.57歳、女性75.45歳となっています。

つまり、平均寿命と健康寿命の差は、男性で約8.5年、女性で約11.6年あります。この期間は日常生活に何らかの支障がある状態で過ごすことになります。
長生きするだけでなく、「いかに健康に長生きするか」が重要な時代といえるでしょう。

◆健康長寿のまち「京丹後市」から学ぶ

京都府北部の京丹後市は、人口10万人あたりの100歳以上の方の比率が全国平均の約3倍という「長寿のまち」として知られています。
男性の長寿世界一としてギネス認定された木村次郎右衛門さん(享年116歳)も、この地で生涯を過ごされました。

2017年から京都府立医科大学と市立弥栄病院が共同で「京丹後長寿コホート研究」を実施しており、約2,000項目にわたる詳細な健康調査から、京丹後市の長寿者には以下のような特徴があることがわかってきました。

※コホート研究とは、特定の集団を長期間にわたって追跡調査し、生活習慣や健康状態の変化を観察することで、病気の原因や健康に影響を与える要因を科学的に明らかにする研究手法です。

・血管年齢が全国平均より若い
・大腸がんの罹患率が京都市内の半分
・腸内細菌の善玉菌(酪酸産生菌)が多い
・規則正しい生活リズムを維持している

これらの要因には、京丹後市の高齢者が守り続けてきた「昔ながらの食生活」が大きく関わっていると考えられています。
魚や海藻、豆、イモ、根菜、玄米などを中心とした食事により、自然と食物繊維の摂取量が多くなり、腸内環境が良好に保たれているのです。

◆「百寿人生のレシピ」に学ぶ食の知恵

京丹後市では、長寿の秘訣を広く伝えるため「京丹後百寿人生のレシピ」という冊子を発行しています。
この中で紹介されている「まごはやさしい」という合言葉は、健康的な食生活の基本として参考になります。

ま=豆(納豆、豆腐など)

ご=ごま(ナッツ類も含む)

わ=わかめ(海藻類)

や=野菜

さ=魚

し=しいたけ(きのこ類)

い=いも類

これらの食材をバランスよく取り入れ、さらに「腹八分目」を心がけることが、健康長寿の基本といえるでしょう。
世界一の長寿を誇った木村次郎右衛門さんは、日々「腹六分目」を実践されていたそうです。

お正月に少し食べすぎたと感じている方もいるかもしれません。
年の初めにご自身やご家族の健康について考えてみてはいかがでしょうか。

保障内容の確認などございましたら、お気軽にご連絡ください。

【ご参考】
京丹後市「~今に活きる~京丹後百寿人生のレシピ」第4版
(下の方にスクロールするとレシピの動画紹介があります)