2026.03.25

家族で確認したい 自転車ルールと万が一への備え

春は卒業や進級・進学などライフプランが大きく変わる季節です。
保険や年金の見直しなどを忘れないでください。

4月に道路交通法が改正され、今後は自転車の交通違反にも「青切符(交通反則通告制度)」が導入されます。
これまで自転車の違反は注意や警告で済まされることがほとんどでしたが、いよいよ反則金が科されることになります。

対象は16歳以上の自転車利用者です。
高校に進学し自転車通学を始めるお子様がいる方、高校生で自転車通学をしているお子様がいる方は春休みに改めてルールの確認をしておきましょう。

約113種類の違反行為が対象で、主な違反と反則金の目安は以下のとおりです。

・ながらスマホ(携帯電話使用):12,000円
・信号無視・逆走(右側通行):6,000円
・傘差し運転・イヤホン使用(安全運転義務違反):5,000円
・2人乗り・並走:3,000円

反則金は高校生にとっては大きな金額です。
反則金を払うのは本人なのか親なのかなど、決めておいた方が良いかもしれません。

反則金を期限内に納付すれば刑事手続きには進まず、前科もつきません。

ただし、支払いを無視した場合は刑事手続きへ移行し、前科がつく可能性があります。
また、3年以内に2回以上の危険行為で検挙されると「自転車運転者講習」の受講が義務付けられ、講習を受けなければ5万円以下の罰金が科されます。

自転車は道路交通法上、れっきとした「車のなかま(軽車両)」。

歩行者と衝突すれば加害者となり、高額な損害賠償を請求されるケースもあります。
過去には自転車事故で約9,300万円の賠償が命じられた判例もあります。

高校生が加害者となった高額賠償事例
・男子高校生の事故:9,266万円(東京地裁 平成20年6月5日判決)
男子高校生が自転車横断帯のかなり手前から車道を斜めに横断、対向車線を自転車で直進してきた24歳の男性会社員に衝突した事故。
衝突された男性会社員には言語機能の喪失などの重大な障害が残りました。

・女子高校生の事故:5,000万円(横浜地裁 平成17年11月25日判決)
横浜市で16歳の女子高校生が運転する自転車が、歩行中の54歳の看護師女性に追突した事故。その被害女性は歩行困難となり職も失いました。
女子高校生は自転車運転中に携帯電話を操作しており、さらに無灯火でした。

こうしたリスクに備えるうえで有効なのが、個人賠償責任保険(日常生活賠償保険)です。自転車保険として単独で加入するほか、火災保険や自動車保険の特約として付帯されているケースもあります。
ご自身の契約内容をこの機会に確認してみてはいかがでしょうか。

ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

反則金を支払わずに済むよう、また事故を起こしたり巻き込まれたりしないよう、春休みを利用して自転車のルールを確認しておきましょう。

【ご参考】
2026年4月から自転車の交通違反に「青切符」を導入(政府広報オンライン)

自転車を安全・安心に利用するために(警察庁 自転車のルールブック)