「賢いお金の使い方」の8つのポイント|7つのステップと避けたい習慣を解説
お金と賢く付き合わなければ、お金がいくらあっても足りません。賢いお金の使い方を知ることで、お金と上手に付き合いやすくなるでしょう。
では、賢くお金を使うポイントには、どのようなものがあるのでしょうか?また、賢いお金の使い方をするためには、どのような習慣を避ける必要があるのでしょうか?今回は、賢くお金を使うポイントや賢くお金を使うために避けたい習慣などについてくわしく解説します。
ハレノヒハレは「未来すべて、ハレになれ。」をコンセプトに、お客様の家計の見直しや資産形成などのサポートをしています。将来に不安があり、賢いお金の使い方についてプロからアドバイスを受けたいとお考えの際などには、ハレノヒハレまでお気軽にご相談ください(ご相談したいことがございましたら「お問い合わせ」フォームからご入力をお願いいたします)。
賢くお金を使うために知っておくべき3つのお金の使い方
お金の使い方は、主に次の3つに分類できます。
- 投資
- 消費
- 浪費
これらを知ったうえで「このお金の使い方は、自分にとってどれに該当するかな?」と一呼吸おいて考えることで、お金と賢く付き合いやすくなるでしょう。はじめに、「投資」と「消費」、「浪費」についてそれぞれ概要を解説します。
なお、あるお金の使い方1つを取って、いずれに該当するか機械的に判断できるものではありません。
たとえば、「値の張るレストランで食事をする」ことは、一見すると消費または浪費に該当しそうです。しかし、将来レストランを開業するための調査・勉強である場合や、よりよいもの・サービスを知って自分のセンスを磨くためである場合には、投資ともなり得るでしょう。
このように、ある支出が投資であるか消費であるか浪費であるかを分類するには、ある程度主観的な判断が必要となります。
投資
投資とは、使ったお金以上のリターンを受けることを期待して行う支出です。ここでいう「リターン」は金銭的な価値である場合もある一方で、お金では測れない価値である場合もあります。
たとえば、将来へ向けた資産形成のために上場株式や金(ゴールド)、投資信託などを購入することは「投資」にあたるでしょう。
また、将来独立開業をするためにFP資格を取ろうとして資格の専門学校にお金を支払うことや仕事に活かすために書籍を購入すること、取引先に好印象を与えるために質の高いスーツを購入することなども、投資となり得ます。
ほかにも、長く健康でいるためにスポーツジムの会費を支払ったり、家事の時短をして勉強時間に充てるために食器洗い乾燥機を購入したりすることも、投資と呼べるかもしれません。
消費
消費とは、使ったお金と同等のリターンを得ることを期待して行う支出です。
たとえば、通常の食事のためにスーパーマーケットで食材を購入することや特にこだわりなく通常の衣服を購入すること、日用品を購入することなどが消費にあたります。「投資でもなく、浪費でもない支出が消費」と言い換えられるかもしれません。
浪費
浪費とは、リターンが得られない、またはリターンが著しく低い支出です。
たとえば、着る機会の少ない服を衝動買いで購入することや、購入したものの使い切ることなく消費期限を迎えてしまった食材などがこれに該当します。また、通えていないスポーツジムの会費や、何となく行ったスマホゲームへの課金なども「浪費」と言えるでしょう。
賢くお金を使うポイント
賢くお金を使うには、どのような点に注意するとよいのでしょうか?ここでは、賢くお金を使うポイントを8つ解説します。
- 投資・消費・浪費の適切な配分を検討する
- 支出の目的を考える
- 計画的に支出する
- 代替手段を検討する
- 予算を決めて買い物する
- 家計簿をつけて家計の現状を把握する
- 人生の目標や目的を達成するためにお金を使う
- プロに相談する
投資・消費・浪費の適切な配分を検討する
1つ目のポイントは、投資と消費、浪費の適切な配分を検討することです。
投資と消費、浪費の理想的な割合は、1つの目安として「投資25%、消費70%、浪費5%」程度と言われています。とはいえ、これはあくまでも一般論であり、収入や年齢などによっても異なるでしょう。
重要なのは、まずは自分にとっての理想の配分を設定したうえで、支出をする際に「これは3つのうちどの支出に該当するかな?」と考える習慣をつけることです。浪費をなくせば生活に「あそび」がなくなってしまうため、ゼロにする必要まではありません。
しかし、浪費の割合が多すぎる状態はお金と賢く付き合えているとは言い難いため、意識して適正な配分内に抑える必要があるでしょう。
支出の目的を考える
2つ目のポイントは、支出の目的を考えることです。
お金と賢く付き合うには、支出をする際にその目的を考える習慣を付けるとよいでしょう。「この支出は本当に自分にとって必要だろうか?」と一歩立ち止まって検討することで膨らんでしまいやすい「浪費」が減り、投資に回すお金を増やしやすくなります。
計画的に支出する
3つ目は、計画的に支出をすることです。
その場の判断で衝動的に支出してしまうと、必要性の低い買い物をするなど「浪費」が嵩むおそれが高くなります。計画的な支出を心掛けることで、お金を賢く使いやすくなるでしょう。
たとえば、月々の収入が入った時点でお金を「食費」や「娯楽費」など用途別に振り分けることや、買い物に出かける前に購入するものをリスト化することなどが検討できます。
代替手段を検討する
4つ目のポイントは、代替手段を検討することです。
一定の目的があったとしても、「目的さえあればどれだけでもお金を使ってよい」わけではありません。目的があることを免罪符にして際限なくお金を使えば、いつまでたってもお金は貯まらないでしょう。支出の前に代替手段を検討する癖をつけることで、支出を抑えてお金を賢く使いやすくなります。
たとえば、「眠気覚ましにコーヒーを飲んでいる」という場合、毎日の出費が重なれば大きな額となりかねません。「眠気を覚ます」ことが目的であれば、顔を洗うことによっても達成できる可能性があります。
同様に、「健康のためにスポーツジムに通ってランニングマシンで走っている」のであれば、屋外を走ることによっても達成できる可能性があるでしょう。ほかにも、「教養を高めるために古典文学を購入して読んでいる」場合、図書館で借りることで代替できるかもしれません。
もちろん、たとえば「あえて外を走るのではなくスポーツジムに通うことで友人と交流ができて人生が豊かになっている」など他にも理由があるのであれば、無理に代替手段をとる必要はありません。しかし、お金を使う前に一歩立ち止まり、「他の方法で代替できないかな?」と考える癖をつけることで、お金と賢く付き合いやすくなるでしょう。
予算を決めて買い物する
5つ目のポイントは、予算を決めて買い物をすることです。
予算を決めずに買い物に出向けば、「ついで買い」などの浪費をしてしまいやすくなります。事前に予算を決めておくことで予算内に納めるために購入するものを厳選しやすくなり、賢くお金を使いやすくなります。
家計簿をつけて家計の現状を把握する
6つ目のポイントは、家計簿をつけることです。
家計簿をつけていない場合には、「結局のところ何にいくらお金を使ったのか」が把握できず、振り返りや改善が困難でしょう。家計簿をつけることで自分にとって出費の嵩みやすい項目に気付きやすくなり、家計の改善をしやすくなります。
人生の目標や目的を達成するためにお金を使う
7つ目のポイントは、人生の目標や目的を達成するためにお金を使うことです。たとえば、次の支出などがこれに該当します。
- 人間関係に投資する
- 健康で長生きするためによい食事をする
- 自己実現のために資格取得講座や書籍、セミナーなどに投資する
なお、ここで紹介するものはあくまでも一例であり、支出の内容が自分の目標や目的とズレていれば「浪費」になってしまいかねません。自分にとっての目標や目的を定めたうえで、達成に近づく手段としてお金を使うよう意識するとよいでしょう。
人間関係に投資する
友人や家族、よき師匠などとの人間関係は、お金で買えるものではありません。そうであるからこそ、人生を豊かにするために、人間関係に投資をすることが検討できます。
たとえば、遠方の友人に会うために新幹線に乗ったり、休日に家族をレジャー施設に連れて行ったりすればお金はかかりますが、自分の人生の中にお金でははかれない大きなリターンが生まれるでしょう。
健康で長生きするためによい食事をする
健康は、お金で買えるものではありません。万が一健康を害してしまえばやりたかったことを諦めざるを得なくなり、理想の人生が遠のく可能性が生じます。また、多額の医療費がかかったり、収入が途絶えたりするおそれもあるでしょう。
そうであるからこそ、健康には一定程度の投資が必要です。毎食野菜を食べるなどバランスのよい食事にはお金がかかりやすいものの、健康への投資であると考えて、削り過ぎないよう留意すべきでしょう。
自己実現のために資格取得講座や書籍、セミナーなどに投資する
将来へ向けた投資としては、自己実現のための資格取得講座の受講や書籍の購入、セミナーの受講なども挙げられます。これらにお金を使うことで知識が身に付くほか、資格を獲得できれば将来の選択肢が広がることになるでしょう。
プロに相談する
8つ目のポイントは、プロに相談することです。
お金を賢く使うためには、一度プロに相談してみるのがお勧めです。プロに家計の現状や将来のお金の不安などを伝えて相談することで改善点が具体的に把握でき、お金と賢く付き合いやすくなります。
ハレノヒハレは「未来すべて、ハレになれ。」をコンセプトに、お客様の理想の未来を実現するための家計診断や家計改善、資産形成などのサポートをしています。お金と賢く付き合って将来のお金の不安を解消したいとお考えの際などには、ハレノヒハレまでお気軽にご相談ください(ご相談したいことがございましたら「お問い合わせ」フォームからご入力をお願いいたします)。
賢いお金の使い方をするために避けたい習慣
賢いお金の使い方をするためには、避けた方がよい習慣もあります。ここでは、賢くお金と付き合うために避けるべき習慣を5つ解説します。
- 衝動買い・ついで買い
- 安さを理由とする買い物
- 見栄を張るための買い物
- 目的のないコンビニ通い
- 自分の支出を把握しない
衝動買い・ついで買い
賢くお金を使いたいのであれば、衝動買いやついで買いはお勧めできません。
衝動買いやついで買いのような目的のない支出は「浪費」となりやすく、「そんなに使っていないはずなのに、なぜかお金が貯まらない」状態に陥りやすくなります。
安さを理由とする買い物
賢くお金を使いたい場合、安さを理由とする買い物はお勧めできません。
「欲しいものが安く手に入った」と、「そこまで欲しくないけれど、安かったからとりあえず購入した」は、似て非なるものです。安さを理由に買い物をすることは「浪費」となりやすいほか、保管スペースも必要となり、整理整頓もしづらくなります。
見栄を張るための買い物
見栄を張るためにさして欲しくないものを無理に購入することは、賢いお金の使い方とはいえません。他人からよく見られたいという「他人軸」で支出をすれば、お金がいくらあっても足りないでしょう。見栄のための買い物をすれば一過性の「すごいね」という感想は手に入るかもしれませんが、それ以上のものは得られません。
賢いお金の使い方をするには「自分軸」をもったうえで、自分にとって必要なことにお金を使うよう心掛けることがポイントです。
目的のないコンビニ通い
賢くお金を使うためには、目的のないコンビニ通いはお勧めできません。
「出勤前に何となくコンビニに寄る」「家に帰る前にとりあえずコンビニに寄る」など、コンビニに行くことが習慣となっている人もいます。しかし、特に目的がなかったとしてもコンビニに行けば何らかの買い物をしてしまいやすく、「浪費」が嵩む原因となります。
自分の支出を把握しない
賢くお金を使うには、自分の支出を把握することが大前提です。自分の支出を把握していなければ自分が何にどれだけお金を使ったのかの振り返りが困難となり、家計の問題点に気付きづらいためです。
賢くお金を使う7ステップ
賢くお金を使うには、どのようなステップを踏めばよいのでしょうか?ここでは、家計を改善して賢くお金を使う7ステップを解説します。
- ステップ1:家計の収支を把握する
- ステップ2:投資・消費・浪費を適切に配分する
- ステップ3:理想の家計との差を把握する
- ステップ4:固定費を削減する
- ステップ5:変動費を削減する
- ステップ6:「先取り貯蓄」を設定する
- ステップ7:定期的に見直す
ステップ1:家計の収支を把握する
はじめに、現状での家計の収支を把握します。ダイエットでもまずは体重などの現状把握が重要であるのと同様に、家計の現状を把握することが家計改善の第一歩目となります。
ステップ2:投資・消費・浪費を適切に配分する
家計の収支を把握したら、実際の支出を「投資」「消費」「浪費」に分類します。
分類は厳格である必要はなく、全体の割合を大まかに把握できる程度で構いません。
ステップ3:理想の家計との差を把握する
支出を「投資」と「消費」、「浪費」に分類してそれぞれの割合を確認したら、理想の家計との差を把握します。この「差」を埋めるために、次のステップから固定費や変動費の削減を行います。
ステップ4:固定費を削減する
賢くお金を使うためには、浪費を減らしたりより効率のよい支出へと転換したりする必要があります。
固定費とは、毎月おおむね定額の支出が生じる項目です。固定費は削減の効果が継続しやすいため、変動費より先に固定費の削減を検討するとよいでしょう。たとえば、次の改善などが検討できます。
- 通えていない習い事を解約する
- 利用頻度の低いサブスクを解約する
- スマホを格安スマホに変える
- 車を手放してカーシェアなどの利用に切り替える
- 保険を見直す
ステップ5:変動費を削減する
次に、変動費の削減を検討します。
変動費とは月によって支出額が変動する項目であり、原則として削減効果は継続しません。ただし、支出のルールを決めるなど仕組みを整えることで、変動費の削減効果を継続させやすくなります。
支出のルールとしては、次のものが検討できます。
- 1か月あたりの外食費の上限や外食回数の上限を定める
- 1か月あたりの娯楽費の上限を定める
- ワンシーズンあたりの被服費の上限を定める
ステップ6:「先取り貯蓄」を設定する
続いて、「先取り貯蓄」を検討します。先取り貯蓄とは「残った額を貯蓄する」のではなく、貯蓄したい額を先に別の口座に移す手法です。
貯蓄先の口座としては、定期預金などのほか、NISA口座やiDeCo口座の活用も検討できます。NISAやiDeCoについては、後ほど改めて解説します。
ステップ7:定期的に見直す
家計を改善してスリム化できたら、定期的に見直します。時間の経過とともに支出が膨らむ可能性があるほか、家族構成が変わるなどして家計の目標値が現状にそぐわなくなっている可能性もあるためです。
賢くお金を貯めるために知っておきたい制度
賢くお金を貯めたい場合、資産形成に役立つ制度を積極的に活用するとよいでしょう。ここでは、主な制度を2つ解説します。
- NISA
- iDeCo
NISA
NISAとは、所定のNISA口座内で運用している株式や投資信託の運用益(売却益・配当など)にかかる通常20.315%の税金が、非課税となる制度です。本来であれば税金で差し引かれる部分も含めて再投資が可能となるため、効率的な資産形成がしやすくなります。
中でも「つみたて投資枠」は事前の設定に従って毎月定期的に投資信託を買い増していけるため、長期の資産形成に適しています。
なお、NISAで購入する金融商品は価格が変動するため、元本割れとなるリスクがある点には注意が必要です。
iDeCo
iDeCoとは、公的年金だけでは不足する部分を補うために、上乗せして任意で加入する私的年金制度です。自分が拠出した掛金を自分で運用し、資産を形成します。掛金は原則60歳まで拠出でき、一定の要件を満たす場合は65歳まで延長することも可能です。老齢給付金は原則60歳以降に受け取りが始まり、加入期間などによって受取開始可能年齢が異なります。
掛金が全額所得控除の対象となるなど税制上の優遇措置も採られているため、NISAと併せて活用を検討するとよいでしょう。
なお、運用する商品によっては、受取時の金額が拠出した掛金を下回る可能性もあるため、商品選びやリスク許容度の確認が重要です。
賢いお金の使い方に関するよくある質問
最後に、賢いお金の使い方に関するよくある質問に回答します。
「賢いお金の使い方」とは?
賢いお金の使い方とは、「明確な目的を持ったお金の使い方」であると言えます。
漫然と支出をするのではなくいったん立ち止まって支出の目的を考えることで目的の薄い支出を避けられ、お金と賢く付き合いやすくなります。
浪費はゼロにすべき?
浪費は必ずしもゼロにする必要はありません。
適度な浪費は、生活に「ゆとり」を生むことにつながります。際限なく浪費をする事態を避けるため、「浪費」に回す予算を決めておくとよいでしょう。
まとめ
賢くお金を使うポイントや、賢くお金を使うために避けるべき習慣などを解説しました。
賢くお金を使うには、「投資」と「消費」、「浪費」の違いを知ったうえで、どれにあたるかを意識して支出を検討するとよいでしょう。目的意識を持ってお金を使う習慣をつけることで、お金に振り回されるのではなく、自分の人生のためにお金を賢く使いやすくなります。
ハレノヒハレは「未来すべて、ハレになれ。」をコンセプトに、お客様の理想の未来を叶えるための家計改善や資産形成などのサポートをしています。賢くお金と付き合い、理想の未来を実現したいとご希望の際などには、ハレノヒハレまでお気軽にご相談ください(ご相談したいことがございましたら「お問い合わせ」フォームからご入力をお願いいたします)。
